東京都健康安全研究センター
インフルエンザ流行予測

10.インフルエンザ流行予測

A香港型が主に流行するとの予測について

(1)前年期の流行について

 平成12年〜13年の流行シーズンには、全国、東京都ともにAソ連型、A香港型、B型の3種のインフルエンザウイルスが分離されたが、流行はAソ連型とB型が中心だった。

 

(2)流行予測調査の結果(速報)

 平成13年秋、都民に今年のワクチン株に対するウイルス免疫学的検査を実施した結果、A香港型に対する抗体保有率が低く、Aソ連型及びB型に対する抗体保有率が高かった。 

 このため、今冬はA香港型が流行しやすい状況にあると考えられる。

中規模程度になるとの予測について

(1)過去10年間の都内インフルエンザ

 定点医療機関からの患者報告数を基に、A香港型が大流行、Aソ連型とB型が小規模流行した場合の患者報告数を26,266人と推計した。

 

(2)過去10年間の都内インフルエンザ

 定点医療機関からの患者報告数の範囲(6,000〜48,000人)を3等分し、下位1/3の範囲を小規模、中位1/3の範囲を中規模、高位1/3を大規模とした。

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