腸管出血性大腸菌感染症の流行状況(東京都 2011年)
更新日:2012年2月10日
1 患者報告数の推移
(注1)2007年は22、23週(5月28日~6月10日)で大きく増加しました。
この多くは食中毒の集団発生によるものです。
(注2) 2008年は8月以降、保育園における集団発生が複数報告されました。
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2 病型別・年齢階級別報告数
年齢別に見ると、20代が2割と最も多く、次いで30代でした。
また、無症状病原体保有者は成人が約9割を占めました。
3 推定感染地域・推定感染経路
推定感染地域は、9割以上が国内でした。
推定感染経路は、経口が半数近くを占めました。
経口感染の内訳は、肉類の摂取が原因と推定される事例が約3割、魚介類とその他食材が1割程度でした。
*感染原因が「経口」および「経口・接触」の内訳
4 O血清群とベロ毒素型
報告のあった届出のうち、全体の7割以上がO157でした。
ベロ毒素型は、O157ではVT1・VT2が半数を占めましたが、O26やO111ではVT1が多く報告されました。 なお、O血清群の『その他』は、O91、O103、O165などでした。