インフルエンザニュース1999年2号
第2号(平成11年11月作成) |
寒くなり、インフルエンザがそろそろ気になりだす時期になりました。
インフルエンザは、他の風邪とどう違うのでしょうか
通常の風邪の症状であるくしゃみ・せき等の風邪症状だけでなく、 インフルエンザは高熱・頭痛・筋肉痛や全身倦怠感等全身に重い症状があらわれます。
また、潜伏期間が短く(1〜3日)感染力が強いため、集団単位で流行する傾向があります。 特に、乳幼児や高齢者は感染すると脳炎や脳症、気管支炎や肺炎を併発したりして重篤になりやすいものです。
症状が出れば、早めに診察を受ける等の注意が必要です。
インフルエンザ予防としてはいろいろな方法がありますが、一般的には以下のようなことに気をつけるとよろしいかと思います。 |
- 食事の前後や外出後には流水と石鹸で十分に手を洗い、うがいも心がけましょう。
- 室内を適温・適湿に保ち、部屋の換気も忘れずに行いましょう。
- 睡眠や休養を十分に取るようにし、生活のリズムを崩さないようにしましょう。
- 三食きちんと食べ、適切に水分を補給し、偏食をしないようにしましょう。
- 症状が出たら人の集まる場所は避け、清潔なマスクをつけましょう。
- 厚着をせず、汗はすぐにふいて下着を取り替え、体を冷やさないようにしましょう。
- インフルエンザワクチンについては、かかりつけ医と相談して行いましょう。
インフルエンザ対策について
集団生活を営んでいる施設(病院や老人ホーム等)については、 インフルエンザ患者が発生した場合の対処方法について気になることと思われます。
そこで、以下のような事前準備や流行時対応が有効と思われますので、参考としてください。
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※一般に、入院患者が発生してから連続して2日患者が発生した場合、1週間以内に流行がピークに達するといわれる。 |
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衛生局医療福祉部結核感染症課防疫係 TEL 03-5320-4482