東京都健康安全研究センター
風しんの流行状況(東京都 2012年)

更新日:2013年1月9日

【報道発表】

  都内における風しん患者の急増について(2012年7月12日)
  都内における風しんの流行について(2012年6月14日)

 

風しん患者報告数の推移(保健所受理数)

1991年から2007年までの患者報告数推移グラフ  
週別対応表はこちら  

 第52週(12月24日~12月30日)は28件の風しん患者の報告がありました。

 

風しん患者報告数の推移(東京都 2012年)
風しん受理週別報告数推移グラフ

 

風しん患者報告数の推移(東京都 2008~2012年)

風しん受理週別報告数推移(東京都 2008~2012年)グラフ

 

年齢階級別患者数

風しん年齢階級別患者数グラフ 風しんは子どもだけの病気ではありません。

 2012年に都内で報告された風しん患者を年齢階級別にみると、今のところ、35~39歳の男性の報告が最も多くなっています。

 20歳以上が全体の約9割となっており、風しんがいわゆる「子どもの病気」でないことがわかります。

 

ワクチン接種歴別患者数

風しんワクチン接種歴別患者数グラフ

 

 

2012年に都内で報告された風しん患者のワクチン接種歴は、「なし」と「不明」が約9割であり、ワクチンを接種していれば、感染・発症を防ぐことができたと考えられます。

 

年齢階級別・ワクチン接種歴別患者数

 風しん年齢階級別・ワクチン接種歴別患者数グラフ

ワクチンの2回接種で発症を予防しましょう。
2012年に都内で報告された風しん患者の年齢階級とワクチン接種歴の関係をみたものです。
各年代、接種歴がない者、不明な者、1回接種の者から発症していることが観察できます。 ワクチンを接種していても1回だけでは効果が不十分であったり、接種から時間が経つことで効果が落ちてくることがあると言われてます。

 

病型別・年齢階級別患者数

風しん年齢階級別患者数グラフ 風しん病型別患者数グラフ
2012年に都内で報告された風しん患者の病型と年齢の関係をみたものです。
風しん(臨床診断例)とは、全身性の小紅斑や紅色丘疹・発熱・リンパ節腫脹の全てが認められること、
風しん(検査診断例)とは、上記に加え、風しんPCR陽性や風しんIgM抗体陽性など、検査結果から風しん感染が判明していることを示します。

 

PCR検査陽性数と感染地域

風しん推定感染地域グラフ

 

風しんPCR検査陽性数

*病原体定点からの検体 

2012年の第23週以降、PCR陽性例が増加しています。52週までの陽性例の総数は128例となりました。また、推定感染地域は「国内」が約98%を占めています。

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