更新日:2014年1月28日
【報道発表】
先天性風しん症候群の発生防止のための緊急対策及び国への緊急提案(2013年3月14日)
これまでにない規模の風しん流行が継続しています(2013年2月7日)
2011年以降は少ない患者報告数で推移していましたが、2012年6月から大きく増加し、東京都内の流行は、2004年以来となっています。
先天性風しん症候群(CRS)も、第13週(3月25日~31日)、第23週(6月3日~9日)、第25週(6月17日~23日)、第30週(7月22日~28日)に各1人、第32週(8月5日~11日)に2人、第34週(8月19日~25日)、第35週(8月26日~9月1日)に各1人、第43週(10月21日~27日)に2人、第44週(10月28日~11月3日)、第47週(11月18日~24日)、第50週(12月9日~15日)に各1人の報告がありました。2013年の患者報告数の合計は13人となりました。
風しん患者報告数の推移(保健所受理数)
週別対応表は こちら
第52週(12月23日~29日)は4人の風しん患者の報告があり、2013年の累計は3,445人となりました。ピークの時期からは大きく減少しましたが、依然として患者の報告が続いており、十分な注意が必要です。
風しん患者報告数の推移(東京都 2013年) |
風しん患者報告数の推移(東京都 2009~2013年) |
年齢階級別患者数
風しんは子どもだけの病気ではありません。
2013年に都内で報告された風しん患者を年齢階級別にみると35~39歳の男性の報告が最も多くなっています。20歳以上が全体の約90%となっており、風しんがいわゆる「子どもの病気」ではないことがわかります。 |
ワクチン接種歴別患者数
2013年に都内で報告された風しん患者のワクチン接種歴は、「なし」と「不明」が90%を超えています。ワクチンを接種していれば、感染・発症を防ぐことができたと考えられます。 |
年齢階級別・ワクチン接種歴別患者数
ワクチンの2回接種で発症を予防しましょう。 2013年に都内で報告された風しん患者の年齢階級とワクチン接種歴の関係をみたものです。 |
病型別・年齢階級別患者数
2013年に都内で報告された風しん患者の病型と年齢の関係をみたものです。 風しん(臨床診断例)とは、全身性の小紅斑や紅色丘疹・発熱・リンパ節腫脹の全てが認められること、 風しん(検査診断例)とは、上記の症状が1つ以上あり、PCR検査陽性やIgM抗体陽性など、検査結果から風しん感染が判明していることを示します。 |
PCR検査陽性数と感染地域
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2013年第52週までの当センターにおけるPCR検査の陽性例は196例となりました。 |