東京都健康安全研究センター
感染性胃腸炎の流行状況(東京都 2012-2013年シーズン)

更新日 2013年9月12日

感染症発生動向調査による感染性胃腸炎の流行状況

 ノロウイルス等の感染性胃腸炎の流行警報(2012年12月6日 報道発表)
 ノロウイルス等による感染性胃腸炎にご注意ください!(2012年11月1日 報道発表)

 (感染性胃腸炎の流行警報は2013年第1週(2012年12月31日~2013年1月6日)に基準値以下になりました)

  都民向け情報リーフレット(感染性胃腸炎)

 

ノロウイルス電子顕微鏡写真

ノロウイルス電子顕微鏡写真

 感染症発生動向調査では、都内264ヵ所の小児科定点医療機関から報告された感染性胃腸炎の動向を調査しています。

*感染性胃腸炎のシーズンとは、毎年第36週(8月末~9月はじめ)からの1年間を示します。2012-13年シーズンは2012年9月3日~2013年9月1日です。

  1. 小児科定点医療機関からの患者報告
  2. 感染性胃腸炎関連ウイルス型別検出件数
  3. 都内における感染性胃腸炎の集団発生事例報告件数

 

1. 小児科定点医療機関からの患者報告
   2012年9月3日~2013年9月1日(第35週)まで

   2012-13年シーズンは、2012年第48週より警報状態となりましたが、2013年1週に警報は解除となりました。

※流行警報基準:20人/定点を超えた全ての保健所管内の人口の合計が、都全体の人口の30%を超えた場合。

 

感染性胃腸炎報告数(2008-12年)

詳しい発生状況については こちらへ (東京都WEB版発生動向調査へのリンク)
定点報告疾病週報告分の欄をご覧下さい。
調査期間と週の対応はこちら

 赤い太線は2012-13年シーズン(2012年36週以降)の動向を示しています。都内の小児科定点医療機関(264か所)から報告された患者数を、その週の報告医療機関数で割ったものが、定点当たり報告数(人/定点)です。
 性別・年齢別などの詳しい発生状況については 東京都WEB版発生動向調査 の「定点報告疾患 週報告分」をご覧ください。

 

2. 感染性胃腸炎関連ウイルス型別検出件数(n=85)
   2012年9月3日~2013年9月1日(第35週)まで

 小児科病原体定点医療機関(都内26か所)の検体より、感染性胃腸炎に関連するノロウイルス・ロタウイルス・サポウイルスの検出状況を示します。

ウイルス型別件数 ウイルス型別割合

 

3. 都内における感染性胃腸炎の集団発生事例報告件数 
   2012年9月3日~2013年9月1日(第35週)まで

(1) 感染性胃腸炎集団事例の推移

 都内の保健所に報告があった感染性胃腸炎事例のうち、同一施設で10人以上の患者が発生し、かつ病原体が検査で確認された事例の件数(食中毒と判断された事例を除く)のグラフです。2007-08年シーズン*は240件、2008-09年シーズンは187件、2009-10年シーズンは283件、2010-11年シーズンは305件、2011-12年シーズンは292件、2012-13年シーズンは567件の報告がありました(食中毒を除く)。
 *シーズンとは、毎年36週(9月初旬)より1年間としています。

集団発生患者数

 

(2) 2012-13年シーズン施設別発生状況(n=567) 

2012年36週(9月3日)以降の報告数

施設別集団発生数

 

   

高齢者
施設
障害者
施設
保育園
幼稚園
小学校 中・高等
学校
医療機関 その他 総計
226 12

211

46   6 63

567

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